地名に対する用語法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 23:40 UTC 版)
「エンドニムとエクソニム」の記事における「地名に対する用語法」の解説
地名に関する限り、エンドニムは内生地名(ないせいちめい)、エクソニムは外来地名(がいらいちめい)とも和訳される。原初的にある個人や集団の内に生まれた地名が、次第にまとまって民族全体の内生地名となり、そのまとまってゆく段階において他の民族集団と接触して、一つの地域に対して地名を与える主体が複数現れたとき、その交流・対立・交代などにより、外来地名が発生する。たとえば、東北日本で生まれたアイヌ地名は日本人にとって外来地名であったし、同様に日本語から持ち込まれた地名はアイヌ人にとっては外来地名である。つまり、土地に名前を与えた主体が誰であるのかによって、内生地名と外来地名は逆転する。
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