国鉄キハ56系気動車とは? わかりやすく解説

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国鉄キハ56系気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 03:18 UTC 版)

キハ56系気動車(キハ56けいきどうしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1961年から北海道向けに設計・製造した急行形気動車(ディーゼル動車)である。


注釈

  1. ^ キハ22形は簡易洗面台や窓側の肘掛がないこと、車端寄りに一部ロングシートがあることを除いては、デッキと客室が仕切りで分離されていることもあってキハ55系と遜色がなく、普通列車のみならず準急列車にも広く使用されていた。
  2. ^ しかし、代替車のないキロ25形については酷寒の中でも無理を押して使用された。
  3. ^ キハ26形は1966年から、キハ55形は1973年から急行用の不足から道内に再転入している。格下げ車以外は全ての種類が配属された。
  4. ^ 室蘭・千歳線ルートは函館線小樽経由ルートに比しさほどの急勾配を伴わないため、1エンジン仕様のキハ22でもダイヤ運行上は支障なかった。
  5. ^ 実際には気動車不足で普通列車用の10系・20系も混用されていた。
  6. ^ 夏期には本州から貸し渡しされるキハ58系もあり、転属によって道内配置となった車両もある。キロ28 6・7・9・11・14・16 - 17・20・66(→2066)・78・102(→2102)・103(→2103)・104・120・131・134 - 135・155・198・501 - 503・505、キハ58 23 - 25・27 - 28・68・423・625 - 629・639 - 644・646・739 - 750・758 - 760・778 - 789・1019 - 1021・1031 - 1034・1512 - 1515・1520 - 1527・1532、キハ28 5(→2005)・6(→2006)・9(→2009)・17・22(→2022)・59 - 61(→2059 - 2061)・68(→2068)・143(→2143)・150・156・161(→2161)・170(→2170)・176(→2176)・190 - 192・193(→2193)・194・355(→2355)・400・406 - 409(→2406 - 2409)・450(→2450)・451・452 - 453(→2452 - 2453)・454 - 455・492 - 493(→2492 - 2493)・494が道内配置をされた経歴を持つ。その多くは夏の繁忙期のみの所属だが、一部は冬期も継続所属しておりキロ28 131・198は1981年に道内で廃車となっている。
  7. ^ ただし、スカートの助士席側に施されていた逆台形型切り欠き(冷房関連のジャンパ連結器に干渉する部分を切り落としたもの)は、廃車となるまで残された。
  8. ^ このグループのみ改造時に冷房を装備。なお、200番台は新製時にAU13形冷房装置の取り付けを考慮した冷房準備工事車であったが、「ミッドナイト」用改造に際しては、コスト削減のためAU13と4VK電源装置による改造ではなく、バス用サブエンジン式冷房装置での改造となった。そのため、屋根は完全なフラットとなった。
  9. ^ 本州以南向けには2基エンジンのキハ52形キハ45系キハ53形0番台及び100番台が存在したが、これらの北海道仕様車は製造されなかった。なお、当キハ53形式の当500番台が登場したと同年に、2基エンジンの新造車としてキハ54形500番台(但し、コスト削減のため廃車発生部品を多用して製造されている。)が北海道に投入されている。
  10. ^ トイレ出入り口が客室側にないレイアウトは、キハ22・24・46・40・48でも見られる北海道形の特徴である。
  11. ^ 1986年11月改正でキハ56・27形2両編成を置き換え。車両運用の関係で、キハ40形を併結した2両編成での運行もあった[3]
  12. ^ 「ミッドナイト」は経路が勾配の少ない室蘭・千歳線であることと発着時間を優先した夜行列車であり、途中主要駅での運転停車時間が極端に長い余裕あるダイヤのため2エンジン車を投入するほどの厳しい性能条件は求められなかった。なお、函館行き上り「ミッドナイト」は - 大沼間で緩勾配の砂原線渡島砂原)経由とされた。
  13. ^ リクライニングシートはキロ182形の座席3列化にともなう発生品の再用。
  14. ^ 「ミッドナイト」は2001年度に季節列車に格下げとなり、翌2002年12月1日のダイヤ改正で廃止となった。

出典

  1. ^ a b 山と渓谷社 「国鉄車両形式集2 気動車」
  2. ^ 草原社 THE LAST RUNNERS Vol.5 「80系気動車物語」p.77
  3. ^ 「最果て急行ノサップの旅路 根釧原野をゆく」鉄道ジャーナル別冊No.17 『国鉄最終列車』p.40-45、1987年
  4. ^ “グレードアップ"夜行列車の登場」『車両と電気』 39巻、9(460)、9-11頁。doi:10.11501/2322896https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2322896/6 
  5. ^ JR北海道 「ミッド・ナイト増備車」の概要」『車両と電気』 41巻、7(482)、38-39頁。doi:10.11501/2322918https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2322918/21 


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