国家総力戦とは? わかりやすく解説

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【国家総力戦】(こっかそうりょくせん)

敗北する事が国家体制崩壊意味するような戦争必然的に国家持てる総力賭して取り組む戦争でもある。「全面戦争」とも。
政府権力国民全員統制できる体制に関してのみ用いる用語で、封建制のように国力総動員できない国家一度会戦国民全員皆殺しにされかねない小規模な都市国家による戦争含まれない

仮想敵国軍事力自国同等それ以上であると推定され将来開戦避けられず(あるいは既に開戦しており)、仮想敵国現状体制存在し続け限り状況改善できる見込みない場合、これを解決するために開始される
また、仮想敵国全面戦争突入した場合備え国力向上させるために第三国侵攻する事もある。この種の侵略には仮想敵国横槍が入る事が珍しくないため、一見不要に思えるような場合でも国家総力戦に備えた体制移行する事がある

国家総力戦に備えた体制移行する事は、それ自体国力疲弊させ国家体制崩壊に導く一因となる。
国家総力挙げるという事は、経済と産業科学技術人口文化維持発展させるために費やされるべき人材資産犠牲にする事に他ならないからである。

……とはいえそのような軍事偏重体制で国を痩せ細らせるのと、軍備不十分なまま他国との全面戦争突入するのと、どちらのリスクがより重大であるのかは為政者体制によって意見分かれる所である。

関連徴兵制 富国強兵 統制社会 不戦条約 軍事ケインズ主義


国家総力戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/30 00:21 UTC 版)

国家総力戦(こっかそうりょくせん、ドイツ語: Totaler Krieg, 英語: Total War)とは、国家戦争遂行において有する国力総動員して戦う形態の戦争をいう。総力戦とも。転じて、総力戦として用いる場合、個人・団体が自身のみならずその周辺を含めて取り組む必要な闘争について用いられる。




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