古六暦とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生活 > 時間 > > 古六暦の意味・解説 

古六暦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/19 14:52 UTC 版)

古六暦(こりくれき)は、中国暦の中で代に伝わっていた黄帝暦顓頊暦夏暦殷暦周暦魯暦という帝名や国名を冠した6つの古暦の総称。いずれも太陰太陽暦に属する。甲骨文金文などに見られる実際のの暦とは異なっており、戦国時代以降、仮託して作られたものである。

19年に7閏月を設ける章法(メトン周期)が取り入れられ、1太陽年365+1/4(=365.25)日、1朔望月29+499/940(≒29.53085[1])日とする四分暦であった[2]。よって、後漢四分暦に対して、古六暦を古四分暦とも言う。

顓頊暦から前漢太初元年(紀元前104年)の改暦にいたるまで使われた。

また戦国各国は多く建の月を正月とする夏暦の夏正を採用し、太初暦以降、歴代の暦でもほとんどが夏正を採用したため、夏暦は中国の伝統的な太陰太陽暦を総称する言葉ともなった。

脚注

  1. ^ 29+499/940”. Wolfram|Alpha. 2016年5月5日閲覧。
  2. ^ 365+1/4×19=29+499/940×(12×19+7)




古六暦と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「古六暦」の関連用語

1
18% |||||

2
16% |||||

3
12% |||||

4
10% |||||

5
10% |||||

6
10% |||||

7
10% |||||

8
10% |||||

9
10% |||||

10
10% |||||

古六暦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



古六暦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの古六暦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS