吉祥紐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:20 UTC 版)
吉祥紐(またはエンドレス・ノット、盤長、梵:śrīvatsa; チベット文字:དཔལ་བེའུ་; ワイリー方式:dpal be'u; THL: pelbeu)は「組紐で愛を象徴的に表現した吉祥紋様」である。これは、万物の究極的なつながりのシンボルである。さらに、このシンボルは智慧と慈悲の相互作用、聖と俗の相互依存、智慧と手段の統合、空と縁起の不可分性、悟りにおける般若と悲の結合(ナムカ(英語版)参照)などを象徴している。この結び目、網はまた、仏法そのものの比喩でもある(因陀羅網など)。ヒンドゥー教においてはヴィシュヌの象徴とされ、彼の胸にはこの紋様(シュリーヴァッサ(英語版))が浮かんでいるという。仏教においても、三十二相八十種好によれば釈迦の胸には同様のものがあるとされる。
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