台本作家ピアーヴェとは? わかりやすく解説

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台本作家ピアーヴェ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 08:23 UTC 版)

エルナーニ」の記事における「台本作家ピアーヴェ」の解説

題材検討続けヴェルディ接近してきたのがフランチェスコ・マリア・ピアーヴェであった。ピアーヴェはヴェルディより3歳年長であるが、台本作家としてのキャリア1842年スタートさせたばかりで、この頃フェニーチェ劇場の上監督地位にあった。彼はウォルター・スコット小説ウッドストック」に基づいて独自に起こした台本『アラン・キャメロン』Allan Cameronヴェルディ提案した。これは、清教徒革命題材をとり、ウスターの戦い以降チャールズ2世オリバー・クロムウェルらの抗争描いたもの(なお、ピアーヴェはユーゴーの『クロムウェル』を台本化した、と記述している書籍もあるが、これは誤り)。 ヴェルディとピアーヴェはこの『アラン・キャメロン』をオペラ化すべくしばし努力するヴェルディその内容について「イベント乏しい」などいくつかの不満をもっていたし、ピアーヴェがまだ駆出し同然経験不足であるのも不安だった。しかしピアーヴェの韻文美しさには見るべきものがあったし、また彼がよく気が利く温和な性格だったこともヴェルディ気に入ったようだ。1843年9月には『アラン・キャメロン』はほぼ放棄態となってしまったが、ヴェルディそのままピアーヴェを用いて支配人モチェニーゴの提起した代案オペラ化することに同意した。それが、ヴィクトル・ユーゴー原作の『エルナニ、またはカスティーリャの名誉』Hernani, ou l'Honneur Castillanだった。

※この「台本作家ピアーヴェ」の解説は、「エルナーニ」の解説の一部です。
「台本作家ピアーヴェ」を含む「エルナーニ」の記事については、「エルナーニ」の概要を参照ください。

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