口腔内を酸性・アルカリ性に傾ける飲食品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/09 18:53 UTC 版)
「酸性食品とアルカリ性食品」の記事における「口腔内を酸性・アルカリ性に傾ける飲食品」の解説
2003年のWHOとFAOの報告では、二糖類(砂糖など)や、単糖類(ブドウ糖や果糖など)の摂取量の増加や摂取頻度の増加はう蝕のリスクを確実に上げると報告している。砂糖の主成分であるスクロースが、最も口腔内で酸を生産する能力が高い。厚生労働省によって行われている21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)では、間食としての甘味食品・甘味飲料、特に砂糖がう蝕を誘発するとし、糖類に関する正確な知識の普及と1日3回以上摂取する群の減少を国策としている。 同2003年のWHO/FAOの報告は、反対に、堅いチーズはう蝕を予防する可能性が高く、牛乳は予防する可能性があると報告している。こうした乳製品は口腔内をアルカリ性に傾けることでう蝕を予防する。 トゥースフレンドリー協会は、歯が溶け出す臨界pHまで下がらない、口腔内がpH5.7以下にならない食品に「歯に信頼マーク」をつけることを認定している。
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