受託資産というビッグデータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 04:50 UTC 版)
「メロン・フィナンシャル」の記事における「受託資産というビッグデータ」の解説
メロン・フィナンシャルの歴史へ戻る。1995年、メロンはケミカルと合弁会社をつくった(Chemical Mellon Shareholder Services)。これは管理株主数が当時で全米最大の証券代行受託会社である。安定した手数料収入が期待できた。1996年にはCIBCと共同出資で、カナダでの法人向け信託業務とカストディサービスを統合した。1998年にはABNアムロ銀行と共同出資でグローバルなカストディサービスを強化した。1999年マックギン(Martin G. McGuinn)が社長兼会長となった。商業銀行から資産運用へシフトが進んだ。2001年ロイヤルバンク・オブ・スコットランドのシチズン(Citizens Financial Group)へ東部3州の支店網を売却した。住宅ローン、クレジットカード、企業向けの資金決済サービスなども事業売却してしまった。そしてフランク・ラッセル(Frank Russell)と共同出資で、機関投資家向けのグローバルな資産運用評価・分析サービスを提供するようになった。 2003年9月にミューチュアル・ファンド業界にスキャンダルが起こり、年末から再発を防ぐため投資顧問等の規制が1年がかりで敷かれた。2004年にアルコアの特殊化学部門がプライベート・エクイティ・ファンド(Rhône Group)に買収された。 2006年にメロンとバンク・オブ・ニューヨークの合併が決まるとき、ゴールドマン・サックス・ヴィンテージ・ファンドがメロン・フィナンシャルから14億ドルのプライベート・エクイティ受託資産を買収した。
※この「受託資産というビッグデータ」の解説は、「メロン・フィナンシャル」の解説の一部です。
「受託資産というビッグデータ」を含む「メロン・フィナンシャル」の記事については、「メロン・フィナンシャル」の概要を参照ください。
- 受託資産というビッグデータのページへのリンク