反射防止膜とは? わかりやすく解説

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はんしゃぼうし‐まく〔ハンシヤバウシ‐〕【反射防止膜】

読み方:はんしゃぼうしまく

カメラ望遠鏡などの光学系において、レンズ表面反射低減させ、コントラスト向上させるための薄膜。とくにガラス屈折率異な薄膜により、界面反射干渉利用するものを指す。


反射防止膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/23 08:27 UTC 版)

反射防止膜(はんしゃぼうしまく)とは、レンズや他光学機器の表面反射を低減するため、表面に塗布するコーティングの種類である。




「反射防止膜」の続きの解説一覧

反射防止膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 01:46 UTC 版)

薄膜干渉」の記事における「反射防止膜」の解説

詳細は「反射防止膜」を参照 反射防止膜は、光学系において反射光除去し透過光最大化するための膜である。膜は、ある波長の光に対して反射光弱め合う干渉をし、透過光強め合う干渉をするように設計される。最も簡単な例では、光学的厚さ d n c o a t i n g {\displaystyle dn_{\rm {coating}}} が入射光の1/4波長であり、屈折率空気屈折率より大きくガラス屈折率より小さくなるように作られている。 n a i r < n c o a t i n g < n g l a s s {\displaystyle n_{\rm {air}}<n_{\rm {coating}}<n_{\rm {glass}}} d = λ / ( 4 n c o a t i n g ) {\displaystyle d=\lambda /(4n_{\rm {coating}})} n a i r < n c o a t i n g {\displaystyle n_{\rm {air}}<n_{\rm {coating}}} 及び n c o a t i n g < n g l a s s {\displaystyle n_{\rm {coating}}<n_{\rm {glass}}} であるため、膜の上下の界面反射すると、180°位相差生じる。反射光干渉を表す式は次のうになる。 2 n c o a t i n g d cos ⁡ ( θ 2 ) = m λ {\displaystyle 2n_{\rm {coating}}d\cos {\big (}\theta _{2})=m\lambda } (反射波弱め合う干渉をする場合) 2 n c o a t i n g d cos ⁡ ( θ 2 ) = ( m − 1 2 ) λ {\displaystyle 2n_{\rm {coating}}d\cos(\theta _{2})=\left(m-{\frac {1}{2}}\right)\lambda } (反射波弱め合う干渉をする場合光学的厚さ d n c o a t i n g {\displaystyle dn_{\rm {coating}}} が入射光の1/4波長相当し、光が垂直に膜に入射する ( θ 2 = 0 ) {\displaystyle (\theta _{2}=0)} と、反射光は完全に位相がずれて弱め合う干渉をする。光の波長合わせて層を重ねることでさらに反射抑えることができる。 これらの膜において、透過光干渉は完全に強め合う。

※この「反射防止膜」の解説は、「薄膜干渉」の解説の一部です。
「反射防止膜」を含む「薄膜干渉」の記事については、「薄膜干渉」の概要を参照ください。

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