げんけいしつ‐まく【原形質膜】
細胞膜
(原形質膜 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 04:29 UTC 版)
細胞膜(さいぼうまく、cell membrane)は、細胞の内外を隔てる生体膜で[1][2]、タンパク質が埋め込まれた脂質二重層によって構成される。形質膜や、その英訳であるプラズマメンブレン (plasma membrane) とも呼ばれる。細胞膜は、イオンや有機化合物に対する選択的透過性によって、細胞や細胞小器官への物質の出入りを制御している[3]。それに加えて細胞膜は、細胞接着やシグナル伝達などさまざまなプロセスに関与し、細胞壁やグリコカリックスと呼ばれる炭水化物に富む層などの細胞外構造の接着表面として機能し、細胞骨格と呼ばれるタンパク質繊維の細胞内ネットワークにも関与する。合成生物学の分野では、細胞膜の人工的な再構成が行われている[4][5][6]。
- 1 細胞膜とは
- 2 細胞膜の概要
「原形質膜」の例文・使い方・用例・文例
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