原子力電気推進
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 09:57 UTC 版)
原子力電気推進 (Nuclear electric propulsion) は、いわゆる原子力発電(原子力蒸気機関による発電)ないし、原子力電池(これはどちらかというと、崩壊熱電池)などによる電力を使用し、推進手段として電気による推進(電動機や、イオンロケットなどの電気ロケット(電気推進)による)を用いる方式。1957年に建造されたレーニンおよびその後建造された原子力砕氷船の例がある(これは電動機による推進)。 プロメテウス計画では電気エネルギーによるロケット(電気推進)が計画・実験された。 (1970~80年代に宇宙用原子炉「ブーク」(Buk)や「トパース(英語版)」(Topaz)を搭載したレーダー偵察衛星を合計32機打ち上げて運用した実績を基礎として)旧ソ連時代の原子炉搭載型コスモス954号およびコスモス1402号で培った技術を改良し、将来の惑星間飛行(interstellar flights)における現実的な手段として使用するという。
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