占領の課題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 19:18 UTC 版)
至上の権力 第一生命ビルをGHQ本部とした。私は軍事占領については、しろうとではなかった。 軍事占領というものは、長く続き過ぎたり最初から慎重に警戒することを怠ったりすると、どうしても一方はドレイとなり、他方はその主人公の役を演じはじめる。軍事占領はほとんどの場合、新しい戦争の種をまく結果となることを歴史は教えている。 占領目的 連合軍総司令部の関心は、どうすれば再び日本人を立ち上がらせる事ができるか、ということにあった。 占領初期の問題 10月に国内の復員が終了し、日本軍解体。陸軍省の命令で日本のサイクロトロンを破壊。 天皇との会見 9月27日、天皇と初会見。天皇は次のように話し、その態度に感動した。 天皇の口から出たのは、次のような言葉だった。 「私は、国民が戦争遂行にあたって政治、軍事両面で行ったすべての決定と行動に対する全責任を負う者として、私自身をあなたの代表する諸国の裁決にゆだねるためおたずねした。」 公民権司令 1945年10月4日治安維持法などを廃止。特高警察を解散罷免、政治犯を釈放。
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