南部鉄器
南部鉄器 |
なんぶてっき |
金工品 |
茶釜、鉄瓶(てつびん)、花器 |
17世紀初め、現在の岩手県盛岡市を中心とした地域を支配していた南部藩が、盛岡に京都から茶釜職人を招いたのが始まりです。その後、各地から多くの鋳物師、茶釜職人を南部藩に呼び寄せ、武器や茶釜、日用品を作らせました。有名な南部鉄瓶は18世紀になって茶釜を小ぶりにして改良したのが始まりで、手軽さから広く用いられるようになりました。 一方、伊達藩の支配下にあった現在の岩手県水沢市にあたる地域でも、日用品の鋳物の生産が盛んで、明治時代以後は両産地の技術交流が進み、昭和30年代には盛岡と水沢両方の土地で作られた鋳物を総称して南部鉄器と呼ぶようになりました。 |
岩手県 |
昭和50年2月17日 |
「質実剛健」「丈夫で長持ち」これが南部鉄器のイメージです。また茶の湯釜や鉄瓶に描かれている、様々な絵柄や美しく並んだ粒が描き出す「霰(あられ)」の文様は、作る人々の心の機微と温もりを感じさせてくれます。 |
南部鉄器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/10 23:09 UTC 版)
南部鉄器(なんぶてっき)は、岩手県南部鉄器協同組合連合会の加盟業者によって作られている鉄器。74の事業所に730名(推計)の従事者がおり、年間生産額は約92億円[1]。
注釈
出典
- ^ a b 岩手県 南部鉄器(経済産業省東北経済産業局)
- ^ “令和3年度 伝統工芸士の認定について | 伝統的工芸品産業振興協会”. kyokai.kougeihin.jp (2022年3月1日). 2022年9月21日閲覧。
- ^ “【岩手県】南部鉄器 | とうほく知的財産いいねっと”. www.tohoku.meti.go.jp. きらり!TOHOKU 地域ブランドコレクション. 東北経済産業局知的財産室 (2017年2月). 2023年1月29日閲覧。
- ^ 組合概要(南部鉄器共同組合)
- ^ 水沢鋳物工業協同組合の概要(水沢鋳物工業協同組合)
- ^ ジャンボ鉄瓶 水沢江刺駅 日本鋳造工学会 2020年2月23日閲覧
- ^ JR水沢駅ホームの風鈴 日本鋳造工学会 2020年2月23日閲覧
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