副変速機
主変速機の前あるいは後ろに2段程度の変速部を直列に設けたもの。主が5速や6速変速機であれば、副の高低2段の組み合わせにより、10段や12段などの多段化ができる。副変速機部は、例えばスプリッターギヤ付きと呼ばれる方式では、主変速機の前側にスプリッターギヤセットが主軸と副軸に装着され、それがレバーでシフトできる仕組みになっている。トラックやトラクター(トレーラー牽引車)に使用され、乗用車では逆回転軸を利用して三菱が初代ミラージュに採用したことがある。高速の燃費低減やエンジン騒音の低減、低速では駆動力増強がはかられている。変速は自動化されており、スプリッター用アクチュエーター、ギヤシフトユニット、クラッチブースターなどがあり、Dレンジにシフトすれば電子制御部から指令を受けて自動変速される。
副変速機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/29 08:43 UTC 版)
副変速機(ふくへんそくき、英: sub transmission)とは、乗り物の変速機のうち、主要な変速機(主変速機)が持つギア比の可変範囲を補うために用いられる変速機である。サブトランスミッションと呼ばれる場合もある。
- ^ a b “Jatco CVT7 副変速機付CVT 軽・小型FF車用 JF015E|製品情報|ジヤトコ株式会社”. ジヤトコ株式会社. 2015年11月10日閲覧。
- ^ “1980-1982 Honda CB900C — The Factory Custom”. Motorcycle Classics 8 (4). (March–April 2013) 2013年4月19日閲覧。.
- ^ Honda | お客様相談センター | や行:ゆ Archived 2013年6月15日, at the Wayback Machine.
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