六フッ化ウラン

デジタル大辞泉

ろくふっか‐ウラン〔ロクフツクワ‐〕【六^×弗化ウラン】

読み方：ろくふっかうらん

ウランと弗素(ふっそ)の化合物。常温で白色の固体。セ氏約56.5度で昇華する。空気中の水分と反応して弗化水素を発生する。ガス状の六弗化ウランはガス拡散法やガス遠心分離法を経て濃縮ウランになる。化学式UF₆

原子力防災基礎用語集

六フッ化ウラン

六フッ化ウラン（UF6）は、ウランとフッ素の化合物であり、常温、大気圧で白色の固体であるが、約60℃で気体になる。また、空気中に漏洩すると空気中の水分と反応し、腐食性の強いフッ化水素を発生し、人体にフッ化水素が触れると化学的な火傷を負うことがある。 軽水炉の燃料には濃縮ウランを使用するが、濃縮するためにウランを気体にする必要があり、天然ウランのイエロ－ケーキは転換施設において六フッ化ウランに転換される。濃縮された後はウラン燃料加工のために二酸化ウランに再転換される。

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六フッ化ウラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/05 09:57 UTC 版)

六フッ化ウラン（ろくフッかウラン）は、化学式 UF₆ で示される化合物。常温では固体だが約 56.5 ℃ で昇華して気体になる。