公開の自粛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 05:26 UTC 版)
アメリカでは、公開40周年記念でリバイバル上映された1986年以降、ディズニー側の自主規制により一度も再公開されていない。1984年から2005年までCEOのマイケル・アイズナーは本作について、免責事項を持ちたくなく、反発や人種差別の告発を恐れているため「米国でホームビデオのリリースは無い」と述べたという。 日本ではかつてVHSおよびレーザーディスクが発売されていたが、現在はともに廃盤になっており、2022年現在、正式な公開は行われていない。 2019年から世界各国で順次サービスを開始している動画配信サービス「Disney+」でも、本作の配信は「今の時代状況に適切ではない」として行わないことを、2020年3月に行われたウォルト・ディズニー・カンパニーの株主総会で会長のボブ・アイガーが明言している。 一方、2017年にディズニー・レジェンドに選ばれた女優のウーピー・ゴールドバーグは、本作を含む古典的作品の差別描写について「間違ってはいますが、これらの許しがたい画像やジョークを削除することは、それらが存在しなかったと言うことと同じであるため無視できない。無視してはならない歴史の一部を正確に反映するためにも表示するべきだ」と語っており、本作の再公開を望むコメントをしている。
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