こうがいぼうし‐かんりしゃ〔コウガイバウシクワンリシヤ〕【公害防止管理者】
公害防止管理者
概要解説 工場における公害防止体制を整備するため、「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」(昭46法107)に基づき選任される者が公害防止管理者です。同法に基づき、昭和47年9月から特定工場において公害防止に関する業務を統括する公害防止統括者、公害防止に関して必要な専門知識及び技能を有する公害防止管理者の選任が義務付けられ、約2万の特定工場において公害防止組織の整備が図られています。公害防止統括者等の選任状況は、都道府県の調査によると、平成5年3月末において公害防止統括者(代理人を含む。)は約2万4千人、公害防止管理者等(代理人を含む。)は約4万人です。また、同法による公害防止管理者等の資格取得のために国家試験及び資格認定講習が行われ、現在までの有資格者の総数は、43万691人です。 必要な能力・資格など 関連する職業
公害防止管理者
「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」(昭和46年公布)に定められた特定工場において,公害の防止に関する業務のうち技術的事項を管理するものをさします。特定事業者はばい煙発生施設,汚水等排出施設,騒音発生施設,粉じん発生施設及び振動発生施設の区分ごとに,それぞれ異なる種類の公害防止管理者を選任しなければなりません。資格としては国家試験に合格するか,国の資格認定講習の課程を修了する必要があります。なお,排出ガス量が毎時4万Nm3以上かつ排水量が1日当たり1万m3以上の特定工場には公害防止主任管理者を選任するものとされています。また,資格の必要はありませんが,常時使用する従業員が21人以上の特定工場には公害防止統括者の選任が義務づけられています。この制度は公害防止統括者を公害防止に関する最高責任者とし,公害防止主任管理者及び公害防止管理者を公害防止に関する技術的事項の管理者とする企業における公害管理体系です。
公害防止管理者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/08 13:15 UTC 版)
公害防止管理者(こうがいぼうしかんりしゃ)とは、特定の工場において、燃料や原材料の検査、騒音や振動の発生施設の配置の改善、排出水や地下浸透水の汚染状態の測定の実施、煤(ばい)煙の量や特定粉塵(じん)の濃度の測定の実施、排出ガスや排出水に含まれるダイオキシン類の量の測定の実施等の業務を管理する者。
- 1 公害防止管理者とは
- 2 公害防止管理者の概要
- 3 公害防止管理者の種類
- 4 資格試験
公害防止管理者と同じ種類の言葉
- 公害防止管理者のページへのリンク