先発ローテーション定着
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「ブランドン・ウェブ」の記事における「先発ローテーション定着」の解説
2003年4月22日、ウェブは敵地でのエクスポズ戦にリリーフ登板し、メジャーデビューを果たす。そして5日後のメッツ戦(ダブルヘッダー第1試合)ではメジャー初先発し、7回無失点でメジャー初勝利を挙げた。試合終了直後にロースター枠の関係でAAA級に戻されたものの、すぐにランディ・ジョンソンが故障して枠に空きができたためメジャーに再昇格し、そのまま定着。この試合以降7月8日のロッキーズ戦まで13試合連続でクオリティ・スタート(QS)を記録する安定感を見せた。これは1973年にスティーブ・ロジャースがメジャー初先発から16試合連続で記録して以来のMLB最長である。シーズン通算では10勝9敗・防御率2.84(リーグ4位)・172奪三振(同10位)を記録。21QSは新人投手ではMLB最多だった。この活躍が評価され、シーズン終了後の新人王投票では3位に入り、『ベースボール・アメリカ』選出の最優秀新人に選ばれた。 2004年は先発ローテーションに定着し35試合に先発したが、チームは51勝111敗で地区最下位に低迷し、ウェブも与四球と暴投の2部門でリーグワースト、また与死球もリーグ6位と制球難に苦しんだ。ウェブによれば、失策を頻発させる野手陣を信頼することができなかったために無理に三振を取りにいき、これが逆に制球を乱すことにつながったという。得点圏被打率.195と肝心なところで踏ん張って失点を防ぎ、QSも20を数えるなど良い部分もあったが、あまり納得がいかないシーズンを送ることになった。それまでほとんどツーシームしか投げていなかったウェブは、2005年にカーブを、2006年にチェンジアップを上達させ、投球フォームも修正する。これにより安定感が増したウェブは、2年間で与四死球・暴投を大きく減らし、成績を向上させる。
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