借金取りの王子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 09:50 UTC 版)
「君たちに明日はない」の記事における「借金取りの王子」の解説
フレンド株式会社 消費者金融業界最大手。業績は好調なのだが、対外的には強引な貸し付けや暴力的な貸付金の回収などで問題がある上、社内においても経費の使い込みや不倫などが横行するなど、モラルは最低の会社であるため、風紀を引き締める意味合いも込めて自主退職面接を実施することになる。 三浦宏明 30歳。渋谷一号店店長。年収は1200万円以上。慶應義塾大学経済学部卒。新卒でフレンドに入社し、勤務態度も真面目で営業成績も上々だったが、最近では営業成績を落としており、本部での評価も下がっている。自分の父親がかつて借金の保証人となり極貧生活を送った経験と、大企業が相変わらず年功序列の給与体系であることに反感を覚え、フレンドに入社した。容姿も非常に良く、初めて配属された支店で「王子」という愛称を得る。その容姿故女性客(風俗嬢)の受けは良く、そういった客からの貸付金と回収率も高かった。部下からの評価も高く、好かれている。だが、会社の上層部としては守りに入った態度が評価されていない。既婚者で結婚相手は元上司の池口。結婚後は辛いことがあっても、池口には本当のことを言わなかったが、池口は三浦の会社の内情を知っていた。 池口美佐子 三浦が初めて配属された支店の店長。中学校時代は不良として鳴らし、高校は定時制の高校に進学し、レディースを結成し、警察の世話になったこともある。17歳でフレンドに入社した。三浦とは何から何まで正反対の経歴と性格の持ち主である。その経歴故に気が強く、ガラは悪いものの、決して部下に八つ当たりはせず、面倒見の良い上司だった。順調に出世していたが、ストレスから退社。退社後は自動車メーカーN社の販社で営業職として勤務し、こちらでもメキメキと頭角を現し、月収は概ね100万円(歩合制)をマークする。そして、金に目途が立ったことから三浦と結婚した。
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