接語
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接語(せつご、clitic)とは、統語論上は独立の語だが、音韻論上は他の語に依存している拘束形態素(束縛形態素)である。接語が音韻論的に依存する相手をホストという。クリティック[1]、倚辞[2]とも。
- ^ 清水, 誠 ゲルマン語の歴史と構造(1) : 歴史言語学と比較方法
- ^ 木村恵介 中国語における動補型複合動詞
- ^ 宮岡伯人『「語」とはなにか―エスキモー語から日本語をみる』三省堂、2002年。ISBN 4385360928
- ^ Zwicky, Arnold M.; Pullum, Geoffrey K. (1983), “Cliticization vs. Inflection: English n't”, Language 59 (3): 502-513
倚辞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/07 05:57 UTC 版)
アクセントを持たず、前の単語につながって切らずに発音される単語を倚辞という。倚辞は発音上の理由で文頭に来ない。 文中に複数の倚辞がある場合には以下の順序を取る。 動詞の活用形 -li (もし~) – 文語でよく用いられる 迂言形をなすjsem, jsi, jsme, jsteや bych, bys, by, bychom, bysteなど 再帰代名詞 人称代名詞与格の短形 mi, ti, mu, tomu, 人称代名詞対格の短形 mě, tě, ho, ji, to 例: Prohlížel jsem si ho. – 彼を見た。 (彼(の著作を)学んだ) (見る (V) ある (助動詞) 自分に (与格) 彼を (対格).) または: Já jsem si ho prohlížel. –彼を見た。 (私 (S) ある (助動詞) 自分に (与格) 彼を (対格) 見る (V).) Budeš-li se pilně učit … - もしまじめに勉強しようとするなら ( ~しよう (助動詞) もし 自分を (対格) まじめに 学ぶ (V).)
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