倒産とその影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 09:00 UTC 版)
「大黒屋 (いわき市)」の記事における「倒産とその影響」の解説
倒産に至る兆候はあったものの、2001年5月21日の閉店当日まで従業員には何も知らされていなかった。5月20日の前日になって、退勤後の夜に従業員の自宅へ「翌日は8時30分に出勤(通常は9時45分出勤)するよう」電話で呼び出されただけで、自己破産の説明は21日に初めて行われた。このため、5月21日は開店時間になってもシャッターが開くことはなく、従業員が「おわび」の告知を掲示するだけだった。これによって大黒屋は倒産、従業員は全員解雇となった。 その他、積立金制度を行っていた「大黒屋しゃくなげ友の会」は、本社倒産の翌年2002年1月14日に、福島地裁いわき支部から破産宣告を受けている。破産総額は8億6000万円だった。 大黒屋社長は、いわき商工会議所会頭も勤めるなど、地域の有力者でもある存在だったが、閉店を機に会頭を辞職しており、同時に様々な兼職(いわき経済同友会代表幹事、ふくしま・ふるさと産業おこしセンター運営委員、いわき市教育懇談会委員、いわき交響楽団を育てる会会長、いわき市イメージアップ懇談会座長、いわき市PTA連絡協議会会長、磐城女子高後援会「櫻麗会」会長)を辞任している。
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