倒産でもないのに1円でも株を売れない
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 21:22 UTC 版)
「サンライズ・テクノロジー」の記事における「倒産でもないのに1円でも株を売れない」の解説
サンライズ・テクノロジーは2001年に上場してから毎年のように大規模な公募増資・第三者割当増資を行い、そのたびに一株あたりの価値希薄化によって株価が大きく下落していた。そして2003年8月から2004年3月にかけて合計60億円、2004年6月から9月にかけて合計80億円以上と、同社は立て続けに膨大な額の増資・転換社債発行を繰り返し、上場当初の発行済み株式数は約1000万株だったのが、2004年10月時点で発行済み株式数が約68億689万株と空前絶後の株式数となった(注:時価総額日本一のトヨタ自動車ですら発行済み株式数は約35億株)。そのため、2004年の年頭から半ばごろにかけてサンライズ・テクノロジー株は一株あたりの価値が極端に希薄となる事態が発生し、株価が連日のように1~2円の間に張り付くようになった。会社規模と時価総額および68億株という超大な株式数を考慮すると、株価1円でもまだ割高という見方があったため、時には倒産でもないのに株価1円でも取引が「売り気配」となり、サンライズ・テクノロジー株を売却したくてもできないという事態が発生することもあった。
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