信濃小笠原氏とは? わかりやすく解説

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小笠原氏

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 15:55 UTC 版)

小笠原氏(おがさわらし)は、武家華族だった日本氏族甲斐源氏の出身で甲斐国小笠原に住して小笠原と称する[1]鎌倉時代には阿波守護室町時代には信濃守護だった[1]江戸時代には小倉藩など5つの藩の藩主を世襲した譜代大名家となり、維新後には5家とも華族に列し、旧小倉藩主家は伯爵家、他4家は子爵家となった[2]通字は、「」・「」・「」などである。家紋は三階菱


注釈

  1. ^ ただし、東大史料編纂所所蔵の原蔵文書である「七条氏系図」、「七条氏家系考証」、「七条氏本支録」などの記載によると、鎌倉時代後期~南北朝時代初期あたりに、三好氏とともに分岐した同族の七条氏や高志氏がすでに、阿波に勃興しており、三好氏の先祖はその頃には阿波に入ったと述べており、三好氏の本姓は七条氏や高志氏とともに藤原氏とも久米氏とも称したという。
  2. ^ 寛政重修諸家譜』によれば弟、『尊卑分脈』では宗長(貞宗の父)の嫡男とする。
  3. ^ 旧福知山藩は現米7260石(表高2万2777石)で現米5万石未満の旧小藩に該当[17]
  4. ^ 旧豊津藩は現米8万8170石(表高15万石)で現米5万石以上15万石未満の旧中藩に該当[24]
  5. ^ 旧安志藩は現米4560石(表高1万石)で現米5万石未満の旧小藩に該当[27]
  6. ^ 旧千束藩は現米4800石(表高1万石)で現米5万石未満の旧小藩に該当[27]
  7. ^ 旧千束藩は現米2万9423石・表高6万石[27]
  8. ^ 系図の出典は不明。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k "小笠原氏". 日本大百科全書(ニッポニカ)、ブリタニカ国際大百科事典小項目事典、百科事典マイペディア、世界大百科事典 第2版. コトバンクより2022-11-8閲覧 {{cite encyclopedia}}: |accessdate=の日付が不正です。 (説明)
  2. ^ 小田部雄次 2006, p. 324/330.
  3. ^ a b "小笠原流". 日本大百科全書(ニッポニカ)、精選版 日本国語大辞典、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、デジタル大辞泉、百科事典マイペディア、旺文社日本史事典 三訂版、世界大百科事典 第2版. コトバンクより2022-11-8閲覧 {{cite encyclopedia}}: |accessdate=の日付が不正です。 (説明)
  4. ^ 秋山敬「小笠原牧と小笠原荘-甲斐の荘園」『甲斐路』、山梨郷土研究会、1981年。 /所収:網野善彦 編『中世 馬と日本史2』馬事文化財団〈馬の文化叢書 第三巻〉、1995年。 
  5. ^ a b 花岡 2016, 花岡康隆「信濃小笠原氏の研究の軌跡と成果」
  6. ^ 二木謙一「室町幕府弓馬故実家小笠原氏の成立」『中世武家儀礼の研究』吉川弘文館、1985年。 
  7. ^ 花岡 2016, 村石正行「足利義材政権と小笠原氏」.
  8. ^ 花岡 2016, 村石正行「小笠原長時の外交活動と同名氏族間交流」.
  9. ^ 堀田正敦編「淸和源氏 義光流」『国立国会図書館デジタルコレクション 寛政重脩諸家譜』第1輯、國民圖書、1922年
  10. ^ 木下昌規 著「永禄の政変後の足利義栄と将軍直臣団」、天野忠幸; 片山正彦; 古野貢 ほか 編『戦国・織豊期の西国社会』日本史史料研究会〈日本史史料研究会論文集2〉、2012年。 /所収:木下昌規『戦国期足利将軍家の権力構造』岩田書院、2014年。ISBN 978-4-87294-875-2 
  11. ^ 『寒河江市史 大江氏ならびに関係史料』p.390
  12. ^ 湯本軍一「守護小笠原氏の分国支配」『信濃』24巻6号、1972年。/所収:花岡 2016
  13. ^ 『11月21日付小笠原左衛門佐宛細川政国書状』
  14. ^ a b 『中津川市史』p.579-595
  15. ^ 後藤芳孝「小笠原氏の内訌をめぐって」『松本市史研究』5号、1995。/所収:花岡 2016
  16. ^ a b 新田完三 1984, p. 729.
  17. ^ 浅見雅男 1994, p. 151.
  18. ^ a b c d e 小田部雄次 2006, p. 330.
  19. ^ 華族大鑑刊行会 1990, p. 371.
  20. ^ a b 華族大鑑刊行会 1990, p. 412.
  21. ^ HISTORY”. 小笠原伯爵邸. 2023年6月6日閲覧。
  22. ^ a b c d 華族大鑑刊行会 1990, p. 150.
  23. ^ 新田完三 1984, p. 586.
  24. ^ 浅見雅男 1994, p. 123.
  25. ^ a b c d e 華族大鑑刊行会 1990, p. 402.
  26. ^ a b 新田完三 1984, p. 52.
  27. ^ a b c 浅見雅男 1994, p. 153.
  28. ^ a b 華族大鑑刊行会 1990, p. 410.
  29. ^ 新田完三 1984, p. 256.
  30. ^ a b c d 華族大鑑刊行会 1990, p. 167.
  31. ^ a b "小笠原諸島". 日本大百科全書(ニッポニカ)、ブリタニカ国際大百科事典小項目事典、百科事典マイペディア、世界大百科事典 第2版. コトバンクより2022-11-8閲覧 {{cite encyclopedia}}: |accessdate=の日付が不正です。 (説明)
  32. ^ "小笠原貞頼". 朝日日本歴史人物事典、日本大百科全書(ニッポニカ)、ブリタニカ国際大百科事典小項目事典、百科事典マイペディア、世界大百科事典 第2版. コトバンクより2022-11-8閲覧 {{cite encyclopedia}}: |accessdate=の日付が不正です。 (説明)
  33. ^ 小田部雄次 2006, p. 346.





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