低性能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 07:45 UTC 版)
「Diode-transistor logic」の記事における「低性能」の解説
それ以前の resistor-transistor logic (RTL) に対する最大の優位点は、ファンイン(入力線の数)を増やせる点である。しかし、伝達遅延は相対的に大きいままとなっている。全入力がHIとなってトランジスタが飽和状態になるとき、電荷がベースに蓄えられる。飽和状態でなくなるとき(入力がLOになるとき)この蓄えられている電荷が解放されるが、それにかかる時間が伝達遅延の主要因である。性能を改善する1つの方法として、トランジスタのベースと負の電圧の間を抵抗器でつなぐ方法があり、それによって電荷の解放を加速させる。 TTLでは論理ゲート部分をマルチエミッタ・トランジスタにすることでこの問題を解決しており、同時に集積回路として実装したとき必要な面積が小さくなるという利点がある。
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