中通り
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/13 18:04 UTC 版)
中通り(なかどおり)は、福島県の中部にあたり、西に奥羽山脈と東に阿武隈高地に挟まれた太平洋側内陸の地域である。福島県は2つの山地によって区切られており、西から順に会津地方と中通りと浜通りの3地域に区分される。
注釈
- ^ 井上通泰は「仙道は山道の借字」であり「中通り」ではなく「東山道」に因んだ「山道」と区分することを提案している。同じく「浜通り」についても「東海道」の延長として「海道」の新区分を提案している[1]。
- ^ 葛西大崎一揆後の処分で伊達政宗が取上げられた「仙道六郡」の場合、刈田郡、安積郡から分立した田村郡、陸奥国から出羽国に編入されていた置賜郡に、信夫・伊達・安達の3郡を合わせた6郡を指す。
- ^ 「革籠」の地名は金売吉次兄弟を盗賊が襲って殺し、財宝を詰めた革籠を奪ったという故事に因む。
- ^ 上杉氏の出羽米沢藩からの侵攻路を譜代に警護させる配置。
- ^ 陸奥国から江戸を含む関八州への侵攻路となる白河口を親藩に警護させる配置。
- ^ 白河郡(西白河郡)は旧白河郡の白川郡・石川郡や田村郡とともに、磐城国に入れられた。同じく、1869年の陸奥国分割により、陸前国、陸中国、陸奥国 (1869-)も設置された。
出典
- ^ 井上通泰『上代歴史地理新考 東山道』三省堂、1943年
- ^ 第5章 福島県のうつりかわり (PDF)
- ^ 平成22年国勢調査速報-福島県の人口・世帯数- Archived 2012年5月30日, at the Wayback Machine.(福島県)
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