他の放射線治療装置との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 09:53 UTC 版)
「トモセラピー」の記事における「他の放射線治療装置との比較」の解説
トモセラピーと他の放射線治療装置(陽子線や重粒子線も含む)とを比較した際の大きな特徴の一つは、頭尾方向に長大な照射野を設定できることから、複数病変に対し一連の治療過程で対応できることである。この特徴は非進行期癌の患者にとっては、放射線被曝に伴う急性毒性の軽減につながり、進行期癌の患者にとっては、そもそも他の放射線治療装置では適応にならない病態や部位でも対応可能となるという利点につながる。 しかし、夢の(万能の)治療機ではなく、適応外の部位やがんも存在し、放射線治療に伴う有害事象が全くなくなるわけでもない。さらに通常の照射に比べ低線量領域が増加するため二次発癌の増加が懸念される。
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