世界最古のヒスイ文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:18 UTC 版)
ヒスイの産出地としては国内随一であり、世界最古のヒスイ文化発祥の地でもある。 約5,000年前より、糸魚川市内のヒスイ海岸で産出したヒスイ原石が日本列島から北海道や沖縄、朝鮮半島へ至る範囲へ広く運ばれ、装飾品として利用された。 その後は奈良時代ごろからヒスイの利用が歴史から途絶え、糸魚川を含む日本国内でヒスイが産出していたことも忘れられていた。 しかし、1,000年以上の時を経た昭和期になって市内の旧小滝村においてヒスイの原石が再び発見されたことにより、日本周辺各地の遺跡から出土するヒスイ加工品が海外由来ではなく糸魚川原産であったことが証明された。 現在では市内の産地2箇所が国の史跡名勝天然記念物に指定されており、ヒスイは2016年(平成28年)9月に日本の「国石」に認定された。 詳細は糸魚川のヒスイ記事を参照。
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