三テルル化二アンチモンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 化学物質辞書 > 三テルル化二アンチモンの意味・解説 

三テルル化二アンチモン

分子式Sb2Te3
その他の名称アンチモン(III)テルリド、三テルル化二アンチモン、Antimony(III) tellurideテルルアンチモン(III)、1,3-Distiba-2,4,5-tritellurabicyclo[1.1.1]pentane
体系名:1,3-ジスチバ-2,4,5-トリテルラビシクロ[1.1.1]ペンタン


三テルル化二アンチモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 08:07 UTC 版)

三テルル化二アンチモン
識別情報
CAS登録番号 1327-50-0 
PubChem 6369653
ChemSpider 21241420 
特性
化学式 Sb2Te3
モル質量 626.32 g mol−1
外観 灰色固体
密度 6.50 g cm−3[1]
融点

580 °C[1]

関連する物質
その他の陰イオン 三酸化二アンチモン
三硫化二アンチモン
三セレン化二アンチモン
その他の陽イオン 三テルル化二ヒ素
三テルル化二ビスマス
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

三テルル化二アンチモン(Antimony telluride)は、Sb2Te3という化学式で表される無機化合物である。灰色の結晶性固体であるが、多形であり、融点密度、色は結晶形に依存する。

合成

三テルル化二アンチモンは、500〜900℃でアンチモンテルルと反応させることで形成される。

応用

アンチモンやビスマスの他のカルコゲン化物と同様に、三テルル化二アンチモンは、半導体としての性質について研究されてきた。適切なドーパントドープすることで、N型半導体にもP型半導体にもなる。

三テルル化二アンチモンは、一テルル化ゲルマニウムとともに金属間化合物GeSbTeを形成する。

三テルル化二ビスマスと同様に、三テルル化二アンチモンは大きな熱電効果を持つため、ペルティエ素子に用いられる。

出典

  1. ^ a b グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン英語版. pp. 581–582. ISBN 978-0-08-037941-8


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「三テルル化二アンチモン」の関連用語

三テルル化二アンチモンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



三テルル化二アンチモンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの三テルル化二アンチモン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS