ロールフォワード
ロールフォワードとは、データベースの更新中に何らかの障害が発生した場合、データを障害発生の直前の記録までさかのぼり、そこから処理をあらためて開始することである。
データはバックアップの際にあらかじめ別途保管されている。停電などの予期しない事態によって更新中のデータが破損した際には、別途保管されていたバックアップデータが呼び出される。更新の最中だった処理内容は失われる。
ロールフォワード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 06:12 UTC 版)
ロールフォワード (英:Roll forward、前進復帰) は、停電やメモリエラーなどでメモリ上のデータベースに障害が発生し、不揮発性記憶装置に書き込まれる前のメモリ上の更新データが失われても、ログによってコミットが完了したことが確認された処理については、データベースの内容を復元することを意味する。[1]
- ^ 『データベース―基礎からネット社会での応用まで―』共立出版、2015年9月。
- 1 ロールフォワードとは
- 2 ロールフォワードの概要
ロールフォワード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 08:56 UTC 版)
「トランザクション処理」の記事における「ロールフォワード」の解説
また、データベースへの更新毎に別にジャーナルを保持することも可能である(これをafter imageと呼ぶ)。これはトランザクション失敗時のロールバックには不要だが、データベースの障害発生時のアップデートには便利である。そのためトランザクション処理システムでもこれを提供している場合がある。データベース全体の障害が発生した場合、最近とられたバックアップからデータベースを復元する。バックアップは、バックアップ採取後にコミットされたトランザクションによる更新を反映していない。しかし、データベースをリストアした後、after imageのジャーナルをデータベースに適用してデータベースを最新状態にすることができる。これを「ロールフォワード」と呼ぶ。障害発生時に処理中だったトランザクションはロールバックされる。これにより、障害発生直前までにコミットされた全トランザクションが反映された一貫した状態のデータベースが復旧できる。
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