ロシア民謡なだらかな谷間に沿ってによる変奏曲 イ短調とは? わかりやすく解説

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グリンカ:ロシア民謡「なだらかな谷間に沿って」による変奏曲 イ短調

英語表記/番号出版情報
グリンカロシア民謡なだらかな谷間沿って」による変奏曲 イ短調G. vi, 51作曲年1826年  出版年1839年 

作品解説

2007年11月 執筆者: 齊藤 紀子

 グリンカは、ロシア人として国際的な評価を得るに至った最初作曲家また、当時多くロシア人作曲家同様に貴族身分で、言わばディレッタントとして音楽携わるようになった。そして、イタリアベルリンパリにも足を運び、そこで触れた和声法ロシアの音楽要素折衷させる方法模索した。その試行錯誤は、後のロシアの音楽が、グリンカ模範しながら新しい道切り開いていったことから、ある程度成功していると言えるだろう。

 初めての本格的な作曲行った1822年4年後に、22歳若さ作曲されたのがこの作品である。10年上の時を経て1839年グリンカ編纂による『音楽作品コレクション』に所収する形で出版された。このコレクションには、アリャビエフダルゴムイシスキー作品収められている。まず、分散和音主体とした伴奏添えられて、テーマ美し曲線描きながらアッラ・ブレーヴェアンダンテにより歌われる続いて、このテーマソステヌートの8分の12拍子による3声で扱われる第1変奏置かれる次の第2変奏は、レガートの4分の4拍子書かれており、ここでは最早テーマ原形明確な形では示されない第3変奏では、一転してコン・フォーコ・イウ・ヴィヴァーチェとなる。但し、拍子先立つ第2変奏から受け継がれる。この部分では、扱われる音域拡大する。そして、続く第4変奏でもまたがらりと趣を変えアダージョ・カンタービレのアッラ・ブレーヴェで半音階に富む形でメロディー幅広い音域に響く。この作品締めくくる第5変奏では、ヴィヴァーチェ指示され、4分の4拍子音楽運ばれる。そして、16分音符16分音符による3連音符音価組み合わされる。

Michael Glinka “Variationen Werke 1” Feja 2002




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