ロケットの推力
ロケットが持ち上げられる重さを示すのが「推力」
ロケットが力強く飛ぶためには、大きな「推力」(すいりょく)が必要です。推力とは、ロケットがどれくらいの重さの物を持ち上げることができるか、すなわち、ロケットの力の強さを示すもので、[推力=毎秒噴射される燃焼ガスの量×燃焼ガスの噴射速度]という式であらわされます。毎秒噴射される燃焼ガスの量が多いほど、また、その燃焼ガスの噴射速度が速いほど推力は大きく、力が強いことになります。
1トンのロケットが力強く飛ぶには「1トン以上の推力」が必要
推力(すいりょく)1トンの力のあるロケットで、ロケット全体の重量が1トンの場合は、推力と重量がつり合うため、ロケットは上昇しません(実際には、ある程度燃焼すると推進剤(すいしんざい)がへって、ロケットの全体重量がへるため、上昇します)。つまり、重量1トンのロケットが力強く飛ぶためには、1トン以上の推力が必要なのです。また、効率のよいロケットをつくるには、推力を大きくすると同時に、ロケットの機体の重量を軽くすることが重要になります。
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