ロシア航空宇宙局とは? わかりやすく解説

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ロシア航空宇宙局

旧ソ連時代の宇宙開発技術を継承

ロシア航空宇宙局(本部:モスクワ)は旧ソビエト連邦崩壊に伴い1992年設立され、現在はロシア共和国国家宇宙計画取りまとめる中心的組織として機能してます。RSA職員1999年時点320程度ですが、主に予算案作成業務中心としており、実際開発・研究委託先研究機関宇宙関連企業が行っています。RSC(Rocket and Space Complex)エネルギアはその代表で、宇宙ステーション「ミール」運営エネルギアが行っていました
主なロケット射場には現カザフスタン共和国バイコヌール射場ロシア国内プレセツク射場ありますバイコヌール射場実際にはチュラタムという町にありますが、旧ソ連時代射場位置分からないよう別の町の名前呼ばれていたものが、現在も通称として使われています

旧ソ連時代から使われている「バイコヌール射場」
旧ソ連時代から使われている「バイコヌール射場

ミールから国際宇宙ステーションへ

冷戦状態の終結後ロシアの宇宙開発は米NASA技術協力を行うなど国際化進んでます。長年宇宙ステーション「ミール」ロシアの主要プロジェクトでしたが、国際宇宙ステーション(ISS)建設においても、コントロールモジュール「ザーリャ」を打ち上げるなど重要な役割担っており、NASAロシア対しISS開発専念するよう要請してます。

宇宙ステーション「ミール」(アメリカのスペースシャトルから撮影)
宇宙ステーション「ミール」(アメリカスペースシャトルから撮影)


ロスコスモス

(ロシア航空宇宙局 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/17 14:30 UTC 版)

ロスコスモス: Государственная корпорация по космической деятельности "Роскосмос": Roscosmos State Corporation for Space Activities)は、ロシア連邦における宇宙開発全般を担当する国営企業である。本部はモスクワ付近の町、スターシティに存在する。


  1. ^ a b ロシア連邦宇宙庁が廃止、来年に国営宇宙開発企業「ROSKOSMOS」が誕生へ”. Sorae.jp (2015年12月31日). 2015年1月1日閲覧。
  2. ^ : Russian Space Agency
  3. ^ : Russian Aviation and Space AgencyRosaviakosmos
  4. ^ : Федеральное космическое агентство России: Russian Federal Space Agency
  5. ^ Agency (エイジェンシー)」の翻訳のし方により、ロシア連邦宇宙庁とされることもある。
  6. ^ 松浦晋也 (2014年8月29日). “「ガリレオ」失敗からロシアの退潮が見える -ロシアの技術力衰退がより明確に-”. 日経BP. 2015年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月31日閲覧。
  7. ^ 小泉悠 (2014年6月17日). “ロシアの宇宙ビジネス”. ユーラシア研究所. 2015年1月28日閲覧。
  8. ^ ロシア連邦宇宙庁、統一ロケット・宇宙会社と統合 国営ロスコスモス社が誕生”. Sorae.jp (2015年1月27日). 2015年1月28日閲覧。
  9. ^ 制裁でISS落下の恐れ ロシア国営宇宙開発企業”. AFP (2022年3月12日). 2022年3月12日閲覧。
  10. ^ ロシア、新宇宙ステーションの模型公開 単独で宇宙開発の公算”. ロイター (2022年8月15日). 2022年8月15日閲覧。
  11. ^ Putin taps Rogozin to head Roscosmos”. SpaceNews (2018年5月24日). 2021年4月12日閲覧。


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