レインボー・ウォーリア号事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/10 01:29 UTC 版)
レインボー・ウォーリア号事件(レインボー・ウォーリアごうじけん)は、1985年7月10日にニュージーランド・オークランドで起こったテロ事件。フランスの情報機関である対外治安総局(DGSE)によってグリーンピースの活動船レインボー・ウォーリア号が爆破され沈没、死者1名を出した。
- ^ “グリーンピース抗議船を爆破、フランス元工作員が30年後に謝罪”. AFP (2015年9月7日). 2018年5月27日閲覧。
- 1 レインボー・ウォーリア号事件とは
- 2 レインボー・ウォーリア号事件の概要
- 3 参考文献
レインボー・ウォーリア号事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 18:41 UTC 版)
「グリーンピース (NGO)」の記事における「レインボー・ウォーリア号事件」の解説
詳細は「レインボー・ウォーリア号事件」を参照 1985年7月10日、グリーンピースの帆走キャンペーン船「虹の戦士 S.V.Rainbow Warrior」は、ムルロア環礁におけるフランスの核実験に抗議・反対する航海のためにニュージーランドのオークランド港で出港準備をしていたが、この船が同日夜、爆破・撃沈された。この際、ボランティアとして乗船していたポルトガル人フォトグラファーのフェルナンド・ペレイラ Fernando Pereira が死亡した。爆破が衝撃的だっただけではなく、このとき「虹の戦士」は、小さなヨットなどから構成される抗議船団のための物資供給などを担当する母船として位置づけられていたために、核実験に反対する側の陣容にも大きな悪影響を与えた。 この爆破事件は、ニュージーランド警察当局の捜査によってフランス情報機関(対外治安総局 DGSE)によるテロであることが突き止められ、ニュージーランドから逃げ遅れたフランス軍士官のテロ作戦指揮官2名が逮捕された。実行犯4名はヨットによって逃亡し、その後の消息は不明である。他にも逃亡に成功したフランス軍人はいるものと考えられている。フランスの国家による犯罪であったため、旅券などはすべて偽造のものであった。逮捕された指揮官2名は偽造のスイス国籍の旅券を所持していた。この事件は、派生的にニュージーランドとフランスの国際問題にも発展した。
※この「レインボー・ウォーリア号事件」の解説は、「グリーンピース (NGO)」の解説の一部です。
「レインボー・ウォーリア号事件」を含む「グリーンピース (NGO)」の記事については、「グリーンピース (NGO)」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
ニュージーランドの事件 | レインボー・ウォーリア号事件 |
- レインボー・ウォーリア号事件のページへのリンク