レイテせんき【レイテ戦記】
レイテ戦記
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『レイテ戦記』(レイテせんき)は、大岡昇平による戦記文学作品。太平洋戦争の“天王山”と呼ばれ[1]、日本軍8万4千人もの犠牲を生み出した(対して米軍の死傷者は1万5千人)レイテ島における死闘を、厖大な資料や多くのインタビュー取材を行い、それらを紐解いて再構築したものである。1967年から1969年にかけて雑誌「中央公論」に連載し[2]1971年に中央公論社で全3巻が刊行された。本作により、1972年に毎日芸術賞を受賞した[3]。
- ^ 吉田凞生『鑑賞 日本現代文学 第26巻』角川書店、1990年12月25日、29頁。ISBN 4045808264。
- ^ a b 大岡昇平『レイテ戦記』中央公論社、1971年、694頁。
- ^ 中原中也記念館『特別企画展大岡昇平と中原中也』中原中也記念館、2018年8月2日、27頁。
- ^ 大岡昇平『レイテ戦記』中央公論者、1971年9月30日、693頁。
- ^ 吉田凞生 編『鑑賞日本現代文学第26巻 大岡昇平 武田泰淳』角川書店、1990年12月25日、216頁。ISBN 4045808264。
- ^ 大岡昇平『大岡昇平対談集』講談社、1975年3月8日、65頁。
- ^ 大岡昇平『大岡昇平全集 第8巻』中央公論社、1974年7月25日、735頁。
- 1 レイテ戦記とは
- 2 レイテ戦記の概要
- 3 主な師団などの経過
- 4 全集判
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