リンゴかバナナかイチジクかとは? わかりやすく解説

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リンゴかバナナかイチジクか

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 02:58 UTC 版)

知恵の樹」の記事における「リンゴかバナナかイチジクか」の解説

この知恵の樹の実は俗説ではリンゴのことであるとされるが、旧約聖書そうした記述は無い。 一説には、リンゴとする解釈2世紀聖書ギリシャ語翻訳したアクィラ・ポンティカスに由来するとされる。彼は「りんごの木の下で、わたしはあなたは呼び覚ました。あなたの母親は、かしこで、あなたのために産みの苦しみをなし」という雅歌の「産みの苦しみをなし」の部分を「堕落した」と誤訳した。この為、りんご→堕落知恵の樹の実という連想生まれ知恵の樹の実はりんごであると解釈されるようになったとされる別の説では、聖書ラテン語翻訳した際に誤訳されたとする禁断の果実を指すラテン語の「malus」には二つの意味があり、形容詞として使われる場合では、「邪悪な」を意味し名詞では「リンゴ」である。禁断の木の実リンゴとする説は、「邪悪な木の実」と「リンゴ」を混同している、とされる。 また喉頭隆起のことを英語で「Adam's apple」(アダムのリンゴ)という。これはアダム知恵の樹の実を喉に詰まらせたとする伝説由来するジョン・ミルトンの「失楽園」(1667年)ではリンゴとされ、この俗説がさらに世界広まったとされる確かなことは、リンゴ寒冷な中央アジア原産とされ、エデンの園があったとされるペルシャ湾岸では育たないということである。 ダン・コッペル著「バナナ世界史」によると、古代インド以西中東地域においてはバナナイチジク呼ばれマケドニア人アレクサンドロス3世インド遠征バナナ見たとき、これをイチジク記したとされるまた、アラビア語書かれコーラン出てくる楽園禁断の果実「talh」はバナナ考えられており、ヘブライ語聖書では禁断の果実は「エバイチジクと書かれているとされる。このことから、実は創世記出てくる知恵の樹の実は、通説イチジクではなくバナナであったとする仮説がある。

※この「リンゴかバナナかイチジクか」の解説は、「知恵の樹」の解説の一部です。
「リンゴかバナナかイチジクか」を含む「知恵の樹」の記事については、「知恵の樹」の概要を参照ください。

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