ラディオドンタ類の生息期間の延長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 19:05 UTC 版)
「エーギロカシス」の記事における「ラディオドンタ類の生息期間の延長」の解説
「ラディオドンタ類#分布と生息時代」および「シンダーハンネス#節足動物における系統的位置」も参照 本属は Van Roy et al. 2015 から正式に命名されたが、化石標本自体は、Van Roy & Briggs 2011 によって同じ堆積累層(Fezouata Formation)で見つかった他の未命名のラディオドンタ類の化石標本と共に初めて記載された。それ以前では、2009年で記載されたデボン紀のシンダーハンネスはまだラディオドンタ類として認められず(本文参照)、他にカンブリア紀より先の地質時代に当たる堆積累層から確実なラディオドンタ類の化石も発見されなかった。そのため、本属含めて Van Roy & Briggs 2011 に記載されたこれらのオルドビス紀前期(約4億8,800万 - 4億7,200万年前)の化石標本は、ラディオドンタ類はカンブリア紀で絶滅せず、少なくとも3,000万年後のオルドビス紀前期まで存続したことを直接的に証明した(後にシンダーハンネスがラディオドンタ類として認められることにより、ラディオドンタ類の生息期間がデボン紀まで延長された)。
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