ラスター‐データ【raster data】
読み方:らすたーでーた
ラスターデータ
ラスターデータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 22:32 UTC 版)
ラスターデータは、空間を一定間隔の格子点に分割して各格子点に値を与えることによって表現する、ラスタ形式のデータである。主に、空中写真や衛星画像などのリモートセンシング技術による写真やセンサーで受け、デジタル化された画像である。また、それらをもとに作られた土地被覆分類図や植生分布図、メッシュ気象データなどもラスターデータである。紙で表現されていた既存の各種地図をイメージスキャナでスキャニングした画像もラスターデータである。地形を格子点の標高として表現する、数値地形モデル(digital elevation model; DEM) も、多くの場合、ラスターデータである。これらのデータは、地理情報標準では被覆として扱われている。 空中写真の場合は、空中三角測量法に基づいて位置を定める(幾何補正)。 また、衛星画像も空中写真も、地形による歪みを含むため、地形データに基づいてこれを補正する(オルソ補正)。このように処理された画像はオルソ画像とも呼ばれる。
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