ベクターデータ
ベクターデータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 22:32 UTC 版)
ベクターデータは、ポイント (点)、ライン (線)、ポリゴン (面)の3要素で表現したベクター形式のデータである。測量や地図のトレース、CADデータなどからの変換によって得られる。 日本では、地理情報標準プロファイル(JPGIS) がISO/TC 211で策定されたISO 19100シリーズを元に作成されており、一部はJIS X 7100シリーズとして発行されている。 メッシュデータとは、地図を等分に区画したデータである。日本の場合、「標準地域メッシュ・システム(昭48.7.12 行政管理庁告示第143号「統計に用いる標準地域メッシュ及び標準地域メッシュコード)」に基づく、経度差1度、緯度差40分で区画されたものを第1次地域区画と呼ぶ。第2次地域区画は第1次地域区画を縦横8等分、第3次地域区画は第2次地域区画を縦横10等分したものである。 地形を3次元的に表現するためのTINデータ形式がある。これは、三角面を組み合わせて地形を表現する形式であり、ベクタ形式の数値地形モデルとみなしてよい。 シェープファイル(Shapefile)とは、ポイント、ライン、ポリゴンの3要素からなるベクターデータに、各種の属性データ(性質・特徴・数値など)を加えたもので、広く用いられており、GIS業界の代表的な標準フォーマットとなっている。
※この「ベクターデータ」の解説は、「地理情報システム」の解説の一部です。
「ベクターデータ」を含む「地理情報システム」の記事については、「地理情報システム」の概要を参照ください。
- ベクターデータのページへのリンク