ヨハネスと錬金術とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ヨハネスと錬金術の意味・解説 

ヨハネスと錬金術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 15:38 UTC 版)

ルペシッサのヨハネス」の記事における「ヨハネスと錬金術」の解説

ルペシッサのヨハネスの『クィンタ・エッセンチアについて』 De consideratione quintae essentiae は、14世紀前半執筆されたが、クィンタ・エッセンチアあるいは第五精髄考え前面おし出し最初錬金術の書である。金属の変成にはほとんど関心払っていないところから、造金を目的とする狭い意味での錬金術の書と受けとるのは不適当かもしれないが、あきらかに医学的錬金術伝統のなかに位置していたのである本書本体とし前書き後書きとなる部分をつけ加えてライムンドゥス・ルルスの名を冠した『自然の秘密について、あるいは第五精髄について』 De secretis naturae sive de quinta essentia という書物が、その後すぐに成立するルルス帰され一連の錬金術偽書群は、これに大きく依拠して書かれたので、クィンタ・エッセンチア概念ルルス錬金術大きな特徴となっていった。こうして、この概念知名度の低いヨハネスよりは、かの有名なルルスの名のもとに流布されることになったルネサンス期なるとヨハネスの書はフランス語訳され、1549年リヨンで『すべての事物クィンタ・エッセンチア特性効用』と題して出版され、さらに広く流布することになった

※この「ヨハネスと錬金術」の解説は、「ルペシッサのヨハネス」の解説の一部です。
「ヨハネスと錬金術」を含む「ルペシッサのヨハネス」の記事については、「ルペシッサのヨハネス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ヨハネスと錬金術」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヨハネスと錬金術」の関連用語

ヨハネスと錬金術のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヨハネスと錬金術のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのルペシッサのヨハネス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS