ミキシング‐コンソール【mixing console】
ミキシング・コンソール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 01:48 UTC 版)
ミキシング・コンソール (Mixing Console) は、複数の音声信号をアナログ回路における電気的、またはデジタル回路における演算によって音色加工やトラック音声加算して様々な音声トラック形式へ出力させるためのミキシング用音響機器、またはデジタルオーディオワークステーション (DAW) 等でミキシングする際に物理的にコントロールするための機能を持つ音響機器の総称。形態は「マイクミキサー」が大規模になったもの(「マイクミキサー」と呼べるのは、大きくても入力5チャンネル程度まで、かつ可搬型)。
注釈
- ^ ソロとは各チャンネル・モジュールで取り扱っているオーディオ信号の単独試聴する為に設けられている機能。このスイッチを押す事によって、他のチャンネルが自動的にミュートされ、ソロで選ばれたチャンネルだけを聴く事が可能になる。
- ^ 「BUS」は「乗合バス」と同義。
- ^ 例:エフェクターへの信号・ステージ・モニター・スピーカーへの信号
- ^ パッチベイで用いる比較的短い機器間接続用ケーブルを特にパッチ・ケーブルと呼び、接続関係が判りやすい様に色分けされている場合が多い。
- ^ デジタル式の機種ではプログラムした設定値が瞬断で消えることがあるので、無停電電源装置 (UPS) を用いるのが無難である。
- ^ 即興のDJ ミックスとは、いわゆる「リアルタイムリミックス」を指す。
出典
ミキシング・コンソール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/10 10:20 UTC 版)
「電圧制御増幅器」の記事における「ミキシング・コンソール」の解説
ミキシング・コンソールの中には、コンソールの自動化のために各チャネルにVCAを備え付けているものもある。伝統的にオーディオ信号を直接制御しているフェーダは、VCAのDC制御電圧になる。フェーダで使用できる最大電圧は、VCAグループという1つまたは複数のマスターフェーダによって制御することができる。VCAマスターフェーダは、割り当てられた全てのチャンネルの全体レベルを制御するものである。VCAグループはふつう、ミックスの様々な部分(声楽・ギター・ドラム・打楽器)を制御するために使われる。VCAマスターフェーダを使用することにより、楽器の配合に影響を与えずにミックスの一部を上下させることができる。 VCAサブグループの利点としては、各チャンネルの利得レベルに直接影響するため、VCAサブグループのレベル変化がチャンネルレベルだけでなく、ポストフェーダミックスに送られる全てのレベルにも影響する点にある。従来のオーディオサブグループにおいては、サブグループマスターフェーダはメインのミックスに入っていくレベルにのみ影響し、ポストフェーダミックスには影響しない。楽器がサブグループとポストフェーダミックスにデータを送る場合、サブグループマスターフェーダを完全に下げると楽器自体の音は聞こえなくなるが、ポストフェーダミックスの一部として、残響やコーラスが聞こえる。 VCAを用いたミキサーの方が長持ちすることが知られている。なぜなら、VCAは物理フェーダではなくオーディオレベルを制御するが、時間の経過によるフェーダメカニズムの劣化はオーディオ品質の低下を招くことはないからである。
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