マニホールドガスケット
シリンダーヘッド端面と、排気マニホールドフランジ間のガス漏れを防ぐためのパッキン。以前はジョイントシートなどが用いられたが、最近ではビードを付けた薄いスチール製のガスケットが用いられる。ガスのシール性能としては3枚重ね、あるいはそれ以上のものが適しているが、実用車には2枚もしくは単シートがコストの点では有利である。シリンダーヘッドと排気マニホールドは、温度上昇によりそれぞれ膨張度合いが異なるため、ガスケットには必ず面方向の滑りが生ずる。この滑りに対してはジョイントシートなどに比べ、スチールガスケットが優れている。
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