メタルアスベストガスケット
おろし金状に表裏に目立てしたスチール製の心金の両面に、アスベストにゴムなどを混合した圧縮材を絡ませるように一体化させ、その表面に薄い膜状のグラファイト層を形成させている。これによりシール性が改善され、また整備時にはがしやすくなる。一方、圧縮材として、膨張性の黒鉛を用いたものをメタルグラファイトガスケットという。これらのガスケットは、燃焼室や油穴の周りをグロメットで補強している。また、耐熱性と強度が必要なマニホールドガスケットとしても用いられる。サンドイッチ型に比べ、薄くすることができ耐久性にも優れるが、最近は環境への配慮からアスベストを廃し、メタル製のシリンダーへッドガスケットに代わりつつある。
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