ボブ・ロス
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ボブ・ロス(Bob Ross, 1942年10月29日 - 1995年7月4日)は、アメリカ合衆国の画家。「ボブ・ロス画法」と呼ばれる油彩の画法を紹介し、テレビ番組『ボブの絵画教室』で有名になった。
- ^ Twitchにお絵かき実況チャンネルが登場して「ボブの絵画教室」全話マラソン開催中、「ね、簡単でしょう?」 - GIGAZINE
- ^ https://www.nytimes.com/2019/07/12/arts/bob-ross-paintings-mystery.html
- ^ AJ Willingham (2023年9月21日). “The first Bob Ross work from ‘The Joy of Painting’ is on sale” (英語). CNN. 2024年1月30日閲覧。
- 1 ボブ・ロスとは
- 2 ボブ・ロスの概要
- 3 経歴
- 4 絵画の所在
- 5 外部リンク
ボブ・ロス画法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 20:31 UTC 版)
ロスの油彩の画法はボブ・ロス画法と呼ばれる。通常の油彩技法が塗っては乾かすという作業を繰り返すので完成まで長い時間を必要とするのに対し、ウエット・オン・ウエット(Wet-on-wet)と呼ばれる、未乾燥の塗膜に描画する方法や、ぼかし込みの多用、油分の多い絵具を下塗りすることにより、短時間で作品を仕上げることが出来るようにした。これは彼が軍の在籍中に休憩時間に描く為であった。下塗り以外の絵具は通常より油分の少ない絵具を使うため、絵具を酸化重合させることなく塗り重ねる。これは伝統的な「ファット オーバー リーン(Fat over lean)」という油分の少ない上により多くの油分を要求する伝統的な油彩画の格率に従ったものである。 ただし観念的な直描き(じかがき、プリマ描き、アラプリマ。直接描き重ねていく制作の方法)は古来存在しており、彼が「考案した」といえるのは個別的で具体的な細部であるとするのが妥当だろう。ロスも、絵画教室のテレビ番組を持っていた画家のウィリアム・アレクサンダーに師事してこの技法を学んでいる。それに工夫を加え、筆やナイフの特徴的な使用により、今まで絵を描いたことのない人でも気軽に油絵が描けるようにしたロスの功績は大きい。また下書きをしないで最初から着色していくのもこの技法の特徴である。現在プロの画家も使用しているアクリル絵具のジェッソを下塗りに使ったのはロスであり、通常では得られない劇的な効果を生み出だした。 使用する絵具は13色、ジェッソ、下塗り用油絵具は合わせて5種類。日本未放送分の番組では何色かのアクリル絵具も使用。筆は10種類、ナイフは2種類を、絵によって使い分ける。
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