ボイシングとは? わかりやすく解説

ボイシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 01:25 UTC 版)

作曲編曲において、ボイシングとは、楽器法および、和音に含まれるそれぞれのの垂直的な間隔と並び順を決めることである(どの音を最高音位や中間音位に配分するのか、どの音を重複させるのか、それぞれの音をどのオクターヴに置くのか、それらの音をどの楽器に担当させるのか、転回形を決定する最低音位にはどの音を配分するのか)。


  1. ^ Corozine, Vince (2002). Arranging Music for the Real World: Classical and Commercial Aspects. Pacific, MO: Mel Bay. p. 7. ISBN 0-7866-4961-5. OCLC 50470629 
  2. ^ Benward & Saker (2009). Music in Theory and Practice: Volume II, p.253. Eighth Edition. ISBN 978-0-07-310188-0.
  3. ^ a b c d Benward & Saker (2003). Music: In Theory and Practice, p.133, Vol. I. Seventh Edition. ISBN 978-0-07-294262-0.
  4. ^ Benward & Saker (2009), p.106.
  5. ^ Guion, David M. (1988). The Trombone: Its History and Music, 1697-1811, p.133. Musicology: A Book Series, Vol. VI. Gordon and Breach. ISBN 2-88124-211-1.
  6. ^ Guion, David (2003). “What Handel taught the Viennese about the Trombone” (PDF). Historic Brass Society Journal 15: 291-321. http://www.historicbrass.org/Portals/0/Documents/Journal/2003/HBSJ_2003_JL01_009_Guion.pdf 2013年5月19日閲覧。. 


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ボイシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 20:26 UTC 版)

セクションの書法」の記事における「ボイシング」の解説

クローズ・ボイシング音の厚みを最大限活かせるためよく用いられる4 way close としても知られるオープン・ボイシング緊張感低く豊かなサウンド得られる個々声部独立して聞こえやすいという特徴から、音色異な楽器による4声のセクションでは、そのぶんボイス・リーディングに注意を払う必要があるオープン・ボイシングクローズ・ボイシングの: 第2声部1オクターブ下げて作る。これを drop 2 と言う第3声部1オクターブ下げて作る。これを drop 3 と言う。 第2および第4声部1オクターブ下げて作る。これを drop 2 & 4 と言う。 どれも、単純に声部1オクターブ下げただけではしばし好ましくない響きとなるため、そのような場合はボイシングの修正なされるそれぞれのボイシングを譜例に示す。

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ボイシング

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セクションの書法」の記事における「ボイシング」の解説

5声のクローズ・ボイシングは、特別なアクセント効果や、軽いフレーズ用いられる。これは高音域で使用される声部がかなり密集しているため、低音域で使用すると音が濁り効果疑わしいからである。 オープン・ボイシングはよく用いられる5つもの異なる音が同時に響くと、過剰な重々しさや非常な緊張感感じさせるこのため、できる限り澄んだ響きがするようにボイシングされる。5つもの声部を常に調和させて書くのは時として非常に困難である。たとえばメロディが第9音、第5音、根音であれはボイシングに適するが、第3音、第7音、第6音ではきわめて困難なことがある回避する1つ方法は、部分的に4声でボイシングすることである。これによるハーモニー充実感損失それほどでもなく、外れた音も出さずにすむので、無理に5声にこだわるよりよい。 よく澄んだ響きを得るために、ボイシングには倍音列考慮される原則として基本となる三和音部分最下部配分する低音域では、基本的に広い音程配分される密集した音程や、高次倍音高音域に配分する響きがよい。 メロディオリジナルハーモニーが5声のボイシングに適さない場合は、しばしばハーモニー修正される代理和音 a substitute chord との交換トニック化 tonicization、クロマチック・コード a chromatic chord によるアプローチといった手法用いられる代理和音ポピュラー和声参照のこと。クロマチック・コードは目的コード半音上または下からアプローチする和音上の譜例の1小節目3拍目表の8分音符による和音裏拍和音の上からのクロマチック・コードである。

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