ボイシング
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作曲と編曲において、ボイシングとは、楽器法および、和音に含まれるそれぞれの音の垂直的な間隔と並び順を決めることである(どの音を最高音位や中間音位に配分するのか、どの音を重複させるのか、それぞれの音をどのオクターヴに置くのか、それらの音をどの楽器や歌に担当させるのか、転回形を決定する最低音位にはどの音を配分するのか)。
- ^ Corozine, Vince (2002). Arranging Music for the Real World: Classical and Commercial Aspects. Pacific, MO: Mel Bay. p. 7. ISBN 0-7866-4961-5. OCLC 50470629
- ^ Benward & Saker (2009). Music in Theory and Practice: Volume II, p.253. Eighth Edition. ISBN 978-0-07-310188-0.
- ^ a b c d Benward & Saker (2003). Music: In Theory and Practice, p.133, Vol. I. Seventh Edition. ISBN 978-0-07-294262-0.
- ^ Benward & Saker (2009), p.106.
- ^ Guion, David M. (1988). The Trombone: Its History and Music, 1697-1811, p.133. Musicology: A Book Series, Vol. VI. Gordon and Breach. ISBN 2-88124-211-1.
- ^ Guion, David (2003). “What Handel taught the Viennese about the Trombone” (PDF). Historic Brass Society Journal 15: 291-321 2013年5月19日閲覧。.
- 1 ボイシングとは
- 2 ボイシングの概要
ボイシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 20:26 UTC 版)
クローズ・ボイシングは音の厚みを最大限に活かせるためよく用いられる。4 way close としても知られる。 オープン・ボイシングは緊張感が低く、豊かなサウンドが得られる。個々の声部が独立して聞こえやすいという特徴から、音色の異なる楽器による4声のセクションでは、そのぶんボイス・リーディングに注意を払う必要がある。 オープン・ボイシングはクローズ・ボイシングの: 第2声部を1オクターブ下げて作る。これを drop 2 と言う。 第3声部を1オクターブ下げて作る。これを drop 3 と言う。 第2および第4声部を1オクターブ下げて作る。これを drop 2 & 4 と言う。 どれも、単純に声部を1オクターブ下げただけではしばしば好ましくない響きとなるため、そのような場合はボイシングの修正がなされる。 それぞれのボイシングを譜例に示す。
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ボイシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 20:26 UTC 版)
5声のクローズ・ボイシングは、特別なアクセント効果や、軽いフレーズに用いられる。これは高音域で使用される。声部がかなり密集しているため、低音域で使用すると音が濁り、効果が疑わしいからである。 オープン・ボイシングはよく用いられる。5つもの異なる音が同時に響くと、過剰な重々しさや非常な緊張感を感じさせる。このため、できる限り澄んだ響きがするようにボイシングされる。5つもの声部を常に調和させて書くのは時として非常に困難である。たとえばメロディが第9音、第5音、根音であれはボイシングに適するが、第3音、第7音、第6音ではきわめて困難なことがある。回避する1つの方法は、部分的に4声でボイシングすることである。これによるハーモニーの充実感の損失はそれほどでもなく、外れた音も出さずにすむので、無理に5声にこだわるよりよい。 よく澄んだ響きを得るために、ボイシングには倍音列が考慮される。原則として、基本となる三和音部分を最下部に配分する。低音域では、基本的に広い音程で配分される。密集した音程や、高次倍音は高音域に配分すると響きがよい。 メロディやオリジナルのハーモニーが5声のボイシングに適さない場合は、しばしばハーモニーが修正される。代理和音 a substitute chord との交換、トニック化 tonicization、クロマチック・コード a chromatic chord によるアプローチといった手法が用いられる。 代理和音はポピュラー和声を参照のこと。クロマチック・コードは目的のコードに半音上または下からアプローチする和音。上の譜例の1小節目3拍目表の8分音符による和音は裏拍の和音への上からのクロマチック・コードである。
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