ベスト・アルバム・ブーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 07:45 UTC 版)
「ベスト・アルバム」の記事における「ベスト・アルバム・ブーム」の解説
CDが普及して以降、日本では1992年から1993年、1997年から1999年にかけてと、大きく2つの時期に相次いで著名アーティストによるベスト・アルバムのリリースが重なったことがある。 まず前者は、1992年3月25日に発売されたCHAGE and ASKAの『SUPER BEST II』が、1992年オリコン年間アルバムランキング1位を記録し、累計売上は約270万枚を達成したことの余波が波及した。 後者は、1997年10月1日に発売されたGLAYのベスト・アルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』の大ヒットをきっかけに起きたとされるものである。1998年のオリコン年間アルバムランキングでは、トップ10中ベスト・アルバムが6作を占めた(B'z(2作)、松任谷由実、サザンオールスターズ、マライア・キャリー、安室奈美恵)。消費者視点では、不況や娯楽の多様化で「お買い得商品」としてベスト・アルバムが求められるようになったと分析されている。また、この時期に発売されたサザンの『海のYeah!!』と松任谷の『Neue Musik』は、オールタイムベストアルバムの先駆けと言われている。 「オールタイム・ベスト」を参照
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