ヘプタセン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/23 22:26 UTC 版)
ヘプタセン (heptacene) は、多環芳香族炭化水素のうちアセン類のひとつで、7個のベンゼン環が直線状に縮合した有機化合物である。
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- ^ a b Photogeneration of Heptacene in a Polymer Matrix Rajib Mondal, Bipin K. Shah, and Douglas C. Neckers J. Am. Chem. Soc.; 2006; 128(30) pp 9612 - 9613; (Communication) doi:10.1021/ja063823i
- ^ a) ビシクロ[2,2,2]オクト-2,3,5,6,7-ペンタエンと 2,3-ジブロモナフタレンのトルエン懸濁液を -50°C - -60°C の冷却下に n-ブチルリチウムを加えてさらに3時間反応させた。系中に生じるナフタインとペンタエンとのディールス・アルダー反応から環化生成物が収率53%で得られた。 b) クロラニルによる有機酸化をトルエン中、2時間の還流下に行い脱水素化合物を収率81%で得た。 c) アセトンとtert-ブタノールの混合溶媒中、N-メチルモルホリン N-オキシドと四酸化オスミウムを室温のもとに48時間反応させ、ビスヒドロキシ化されたジオールを83%の収率で得た。 d) DMSOとトリフルオロ酢酸によるスワーン酸化をジクロロメタン中-78°Cで行いジケトンを51%の収率で得た。 e) アクリル樹脂 (PMMA) マトリックス中で波長 395 nm の光を照射し、光化学的脱カルボニル化を起こしてヘプタセンを得た。
- 1 ヘプタセンとは
- 2 ヘプタセンの概要
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