プロトコルとアプリケーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 15:05 UTC 版)
「IPマルチキャスト」の記事における「プロトコルとアプリケーション」の解説
IPマルチキャストは、企業、証券取引所、マルチメディアコンテンツの配信ネットワークなどで広く展開されている。企業でよく見られるIPマルチキャストの用途は、遠隔学習やテレビ会議などのIPTVアプリケーションである。[要出典] マルチキャストはユニキャストとは異なる伝送モードであるから、マルチキャストのために設計されたプロトコルのみが使用できる。 マルチキャストを利用する既存のアプリケーションプロトコルのほとんどはUser Datagram Protocol (UDP)上で動作する。多くのアプリケーションでは、マルチメディアコンテンツのフレームをマルチキャストで送出するためReal-time Transport Protocol (RTP)を利用する。マルチキャストによる配布をサポートするネットワークでは、帯域予約にResource Reservation Protocol (RSVP)が利用される場合がある。 LANでは、マルチキャストによる送信はIPv4ネットワークではIGMPが、IPv6ネットワークではMLDが制御する。ルーティングドメインの内側では、PIMかMOSPFが利用される。ルーティングドメインをまたがる場合は、MBGPのようなドメイン間マルチキャストルーティングプロトコルを利用する。 ユニキャスト向けのパケットを誤ってマルチキャストアドレスに送信すると多数のエラーを発生しうる。特に、サービス拒否攻撃では、到達するパケットの数を増やすための手段として、ICMPパケットがマルチキャストアドレスに送信されることがある。
※この「プロトコルとアプリケーション」の解説は、「IPマルチキャスト」の解説の一部です。
「プロトコルとアプリケーション」を含む「IPマルチキャスト」の記事については、「IPマルチキャスト」の概要を参照ください。
- プロトコルとアプリケーションのページへのリンク