プレス型
素材をプレス加工するための金型をいう。プレス型は、一対の金型でひとつの製品加工しかできないが、大量生産にはもっとも適している。自動車車体パネルの成形は通常、ブランク型(せん断型)、ドロー型(絞り型)、トリム型、ピアス型(せん断型)、フランジ型(曲げ型)などの工程順序で成形される。通常ひとつの部品を完成させるには3~4つのプレス型が必要となるが、大きな部品などの製作ではプレス型が数千万円することもある。また、大量生産に対応して、ひとつのプレス機械のなかに上記のような数型を並べて部品搬送装置を取り付けたトランスファー型、帯状のコイルを連続して加工する順送型などが多用されている。
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