プラグボード
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プラグボード (英語: plug-board)はプログラム用の装置の一つで、1906年から1960年代にかけてIBM他のメーカが製造したパンチカードシステム(及び初期の電子計算機の一部)をプログラムするために用いられた。正式にはコントロールパネル (control panel)と呼ばれる。
- 1 プラグボードとは
- 2 プラグボードの概要
プラグボード (Plugboard)
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「レッド暗号」の記事における「プラグボード (Plugboard)」の解説
プラグボードは、入力直後と出力直前の2箇所にあって、アルファベットA - Zを単文字換字する。プラグボードの配線には法則があった。プラグボードを通過しても6つの母音 (A,E,I,O,U,Y) は必ず母音に変換され、母音用ハーフローターに送られた。つまり原文で母音だった箇所は必ず暗号文でも母音になっていた。同様に子音も子音だけに換字される。 1938年12月1日には、入力タイプライターとプラグボードの間にロータリースイッチが組み込まれ、スイッチを手動で規則的に回していた(エニグマのUhrローターと同じ設計と推定される。)。 外務省も運用後期には母音 - 母音に拘らない、よりランダムな配線が採用したが、模造機が完成した後では手遅れだった。
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プラグボード
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日本側の安易な鍵規約を米、独の解読機関がそれぞれ発見していた。 1935 - 36年:1ヶ月を3つに区切り(1 - 10日、11 - 20日、21日 - 月末)約10日毎に変更した。 1937年以降:1、11、21日の鍵をスライドして残り9日分の鍵として毎日変更した。なおビルマ大使館員が1通5,000字以上の暗号文をしばしば送信した為、米陸軍はプラグボード変更への追随が容易だった。
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プラグボード
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暗号強度を上げるためにプラグボードが設定され、配線規約の理論総数は26!=4.03x1026である。 パープルは運用開始時からArtificial wordsにこだわらなかったが、暗号機自体はレッド暗号と同様にArtificial words対応仕様になっていた。つまりプラグボード規約を母音-母音に限定指示するだけで容易にArtificial wordsが暗号文として出力される。 プラグボードは入力側と出力側で2つあり、双方の配線は共通規約(逆の配線)にするように指定されていた。例えば、入力側プラグボード規約が次のとおりの場合キーボードからの入力NOKTYUXEQLHBRMPDICJASVWGZF スイッチへの出力AEIOUYBCDFGHJKLMNPQRSTVWXZ 出力側プラグボード規約は次のとおりに指定する。スイッチからの入力AEIOUYBCDFGHJKLMNPQRSTVWXZ タイプライターへの出力NOKTYUXEQLHBRMPDICJASVWGZF 明らかにプラグボードは単換字でしかなく、パープルの心臓部であるスイッチ換字がなければ暗号強度には全く寄与しない。 2つのプラグボードを共通規約(互いに逆)にしたのは、作業利便性を意図したと考えられる。もし異なる規約にすると、暗号強度が向上する反面、暗号化 - 復号を切り替えるたびに計52本のプラグコードを総入れ替えする必要がある。共通規約にしておけば、プラグボードを変更せずに、1台の暗号機で暗号化と復号ができる。
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