ピタンガ (橘赤楠)
●ブラジルが原産です。「ピタンガ(Pitanga)」とはツピー語(Tupi)で赤い果実という意味があります。9月ごろに白い花を咲かせ、10月下旬から11月にかけて結実するそうです。果実は主に生食用ですが、ジャムやゼリー、アイスクリームにも加工されます。和名は「タチバナアデク」。どこにも漢字表現が見あたらないので、勝手に想像すると、「タチバナ(橘)」のような「アデク(Syzygium buxifolium, 中国名で赤楠)」から。
●フトモモ科エウゲニア属の常緑小低木で、学名は Eugenia uniflora。英名は Surinam cherry, Cayenne cherry。
ピタンガ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 03:06 UTC 版)
ピタンガ[1](ポルトガル語: pitanga; 学名:Eugenia uniflora)は、フトモモ科の常緑低木。ピタンガとはブラジル先住民族の言葉の一つであるトゥピ語で〈赤い〉を意味する pi'tãg に由来する[4]。別名としてスリナム・チェリー(英語: Surinam cherry)、ブラジリアン・チェリー(英: Brazilian cherry)[1]、カイエン・チェリーなどがある。果物として食用に利用される。南米の熱帯地方原産。
注釈
- ^ この植物については日本語文献での言及例はあるものの、以下に挙げるように設定された名称が資料ごとにまちまちで一定しない: オオイナゴマメ[5]、クールバリル[6]、クーバリル[7]、オリノコイナゴマメ、コロボレ、クールパリル[8]、ジャトバ[9](ポルトガル語: jatobá)。
出典
- ^ a b c d e f g 熱帯植物研究会 (1996:343).
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-).「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info (2019年5月20日).
- ^ コーナー & 渡辺 (1969:551).
- ^ Franzon (2018).
- ^ コーナー & 渡辺 (1969:278).
- ^ 熱帯植物研究会 (1996:179).
- ^ ウォーカー (2006).
- ^ Folch (2012).
- ^ スミソニアン協会 (2012).
- ^ Ong (2004:40).
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